※ 写真 : なりわい交流館 | 「小田原かまぼこ通りまちづくりフォーラム」

[ 学生とつくる小田原かまぼこ通り]

蒲鉾屋さんに聞いた!おすすめ蒲鉾料理

 

作成者:明治大学藤井ゼミナールF班

(3年:今橋宏仁、古長慶一郎、渡辺萌美 2年:遠藤俊、小田俊哉)

 

 私たち藤井ゼミナールF班は小田原市のかまぼこ通りにある蒲鉾屋さんにおすすめのかまぼこ料理を題材にした。これまでもかまぼこ通りの活性化活動に関わらせていただいた中で、蒲鉾に対する認識が以前よりも深まった私たちではあるが、かまぼこを実際に食卓で目にする機会が非常に少ないということを感じていた。多くの人が目にするのはお正月のおせちの縁起物としての蒲鉾。実際に蒲鉾屋さんの声を聞いてみても、購入者層はやはり主に高齢者層、若者の割合は少ないそうである。しかし、SNSなどのインターネットの力が強い現代、そしてそれを使いこなす若者たちにこそ興味を持ってもらえればどんどん人から人へと蒲鉾の魅力が伝わるのではないかと考えた。ではどうしたら若者に興味を持ってもらえるか?そこで、蒲鉾を料理という新しい側面からアプローチすることで興味を持ってもらおうと今回のテーマに辿り着いた。さて料理の材料としての蒲鉾の可能性とはいかなるものか!?実際に調査してきた!

 

 今回、お忙しい中私たちのインタビューに快く協力してくれたのは山上蒲鉾店さんと籠清さんの2店舗である。まずはお店の紹介。1店舗目山上蒲鉾店さんは創業1878年の老舗蒲鉾店さんだ。全国蒲鉾品評会 「農林水産大臣賞」を通算5回も受賞されている。その手法や技術が認められ、水産練り製品の分野では全国で3人目、小田原蒲鉾については初の「ものづくりマイスター」に認定されたとのこと。続いて籠清さんは創業1814年、山上蒲鉾店さん同様大変歴史のある蒲鉾店さんである。水、魚、石臼、浄水一つ一つに非常に深いこだわりがあるようで、公式ホームページにも詳しくこだわりが記載されています。また、どうぶつかまぼこや季節の花のかまぼこなど様々な目を引く蒲鉾も販売されている。どちらの蒲鉾店さんも大変気さくにインタビューに応じていただきとても有意義な時間を過ごさせてもらった。

 

 ではさっそく本題の蒲鉾料理について。たくさんのアイデアを提供していただいたのですがその中からピックアップして紹介させていただく。

―まずはじめに、小田原小町になった理由はなんですか?

 

小田原にはいい自然や建造物があるけど、それを案内する人がいないため、小田原が地元である自分が説明することによってさらに分かってもらえると思ったからです。

 

―藍さんは、東京の大学に進学されてますが、東京に出てまた小田原に戻った理由はなんですか?

 

教師というハードな生活を送っているとき、自然の中で癒されたいと思った。スローな時間である小田原の良さを離れて初めて感じたからです。

 

―私たちも去年参加させていただきましたが、藍さんがかまぼこワッショイに参加した理由はなんですか?

 

かまぼこ通りを盛り上げたいという田代さんと脇谷さんに声をかけていただき、実家がかまぼこ通りということもあり、少しでも協力して、恩返しがしたいと思ったからです。前例のないイベントであったことは大変なことでしたが、頭にあったことがお金と人を巻き込んでできた喜びは最高だった!!

 

―かまぼこワッショイはどのような祭りになってほしいか?

 

寺田本家のお蔵フェスタのような祭りになってほしい。お蔵フェスタは、寺田本家によるお酒のお祭りで、さまざまなお酒を試飲できるんです。毎年すごい盛り上がりをみせているんです。あらゆる世代に楽しんでもらうのが究極の街づくりだと思います。かまぼこワッショイはまだ始めたばかりだから、かまぼこ通りの人たちがリードしていって地元の人が協力していけたらと思います。地域の人、ひとりひとりが主体で頑張ること、統一した意識を持って町全体で取り組めていけたら最高です!!

 

―お店を始めたきっかけは?

 

八百屋だったり、かまぼこ屋だったり、自分のやりたいことが具象化したものが必要だったのがきっかけ。ワッショイに参加して自分に軸がないと飲み込まれてしまうと感じたからです。

 

―最後に今後の抱負を教えてください。

 

今後もかまぼこ通りと外から来た人とのパイプ役としての役割をやりたいです!!

 

 

藍さんはさまざまなことに挑戦されていた。「日本は一つのことを貫くのに美学を感じるけれど、自分は飽きっぽい気質なため、飽きたらやめないとそれは我慢する時間になってしまう。それなら、いっそのことやめてその思いを新たに作り出すエネルギーに変えていきたい。」とおっしゃった。藍さんは、いま好きな場所で好きなことをやっていて、とてもイキイキしていらっしゃった。

 

藍さんは、現在、街歩きの事業を考えており、インタビューの前には実際に私たちを街歩きに連れて行って下さった。私たち大学生が楽しめるプランを考えてくれたそうだ。その言葉の通り、美味しいものをたくさん食べ、様々な名所を歩いて訪れ、今まで知らなかった小田原の話を聞くことができた街歩きは、私たちにとって、とても楽しい時間だった。とくに、かまぼこ通りで揚げかまぼこを買い、そのまま御幸ヶ浜でゆったり海を眺めながら味わう…なんとも至福で贅沢な時間は忘れられない。

 まずは、蒲鉾のスモークサーモン巻きです。

材料(1人前)は以下の通り。蒲鉾25g、スモークサーモン2枚、カマンベールチーズ20g、イタリアンパセリ。蒲鉾をスモークサーモンで巻き、その上にカマンベールチーズを乗せて、さらに彩りとしてイタリアンパセリで飾るという何ともおしゃれなおつまみの完成!そして蒲鉾がチーズとぴったり合う。これは新たな組み合わせである。

こちらは蒲鉾のパルミジャーノ焼きである。

材料(1人前)…蒲鉾 50g、パルミジャーノ8g、刻みのり適宜。ちなみにパルミジャーノとは粉チーズに似たものでおそらく粉チーズで代用可であると思う。お好みの形に切った蒲鉾の上にパルミジャーノをふりかけ、トースターで焼いて最後の仕上げに刻みのりをぱらぱらと。非常にお手軽でこれもまたおしゃれな一品だ。

 3品目は蒲鉾の青ねぎ生姜炒め。

材料(1人前)…蒲鉾 50g、生姜2g、青ねぎ2本、塩少々、醤油中1/2、サラダ油中1。作り方はサラダ油を熱し、生姜のみじん切りと青ねぎ(小口切り)と共に短冊形に切った蒲鉾を塩、しょうゆを加えて炒めるだけ!あと一品何かおかずが欲しいといったときに手軽に作れるお助け料理になりそうだ。

そして最後の一品は蒲鉾の梅じそサンドである。

材料(1人前)…蒲鉾、曽我の梅干し、青じそ。これは蒲鉾に切り込みを入れ、そこに梅干しを叩いてつぶし、青じそと和えたものをサンドしています。この梅じそサンドのポイントは小田原で有名な梅干しを使用している点。小田原といえば、蒲鉾や提灯を思い浮かべる方が多いかと思いますが、梅干しもとても有名なのだ。小田原の美味しいものをぎゅっと詰め込んだ一品である。

 ここでインタビューさせていただいたおすすめ料理の紹介は以上だ。そして、次に皆さんが知っているようで知らない蒲鉾の栄養素についてもうかがった。蒲鉾屋さんが口をそろえておっしゃっていたのは「高タンパク低脂肪」のワンフレーズです。タンパク質は筋肉を作る上でも非常に重要な栄養素であり、免疫力を高めたり、さらには女性必見な美肌、美髪効果も持ち合わせたりしている。しかし、タンパク質と聞くとお肉や乳製品を思い浮かべる人が大半かと思われる。もちろん、そういった食材もタンパク質を多く含んでいる。しかし、タンパク質を多く含んでいると共にカロリーや脂質も同時に高くなってしまう。「タンパク質を取りたい!だけど出来るだけカロリーは抑えたい…」そんな人におすすめしたいのが蒲鉾。タンパク質を多く含みながらもカロリー、脂質は抑え気味の健康食材なのだ。

 

さあ、この記事を読んで蒲鉾への見方は変わっただろうか?皆さんが思う以上に蒲鉾は魅力的で可能性を持った食材である。ぜひ蒲鉾をおせちだけではなく、普段の食生活に取り入れてみてはどうだろうか?

 

 

 

ご協力いただいたお店:山上蒲鉾店さん、籠清さん

写真:1~3枚目(山上蒲鉾店さんより)4枚目(籠清さんより)