※ 写真 : なりわい交流館 | 「小田原かまぼこ通りまちづくりフォーラム」

[ 学生とつくる小田原かまぼこ通り]

小田原小町へのインタビュー

 

明治大学藤井ゼミナールE班

(3年:江上拓真、黒田恵、栗又奈緒 2年:川端慎平、中嶋健太、野木村謙)

 

先日、私たち明治大学藤井ゼミE班は、小田原小町である藍さんにインタビューをした。

藍さんは、高校まで小田原の漁村町で生まれ育ち、その後、明治大学文学部に進学。卒業後は、相模原で中学校の教員を務め、その後小田原に戻り、現在小田原小町として、歴史エンターテイメントショー企画やイベント司会を行う。去年一昨年は、かまぼこワッショイで司会を務めた。

そして、現在、藍さんはお店を経営している。「喫茶まほらま」。ここは、喫茶店でもあり、ギター&ベースの修理屋でもあり、ネイルサロンでもあり、手相占いもしている。とてもオシャレな雰囲気で、居心地がよくついつい長居してしまいそうな空間であった。

 そんな喫茶まほらまで、コーヒーをいただきながら藍さんにインタビューをした。

―はじめに、小田原小町になった理由はなんですか?

 

小田原にはいい自然や建造物があるけど、それを案内する人がいないため、小田原が地元である自分が説明することによってさらに分かってもらえると思ったからです。

 

―藍さんは、東京の大学に進学されていますが、東京に出てまた小田原に戻った理由はなんですか?

 

教師というハードな生活を送っているとき、自然の中で癒されたいと思った。スローな時間が流れる小田原の良さを離れて初めて感じたからです。

―私たちも去年参加させていただきましたが、藍さんがかまぼこワッショイに参加した理由を教えてください。

 

かまぼこ通りを盛り上げたいという田代さんと脇谷さんに声をかけていただき、実家がかまぼこ通りということもあり、少しでも協力して、恩返しがしたいと思ったからです。前例のないイベントであったことは大変なことでしたが、頭の中に思い描いていたことが、小田原かまぼこ通り沿いに生きる方々の協力、かまぼこ通りをよりよくしたいという意志に賛同してくださる企業様、各地域に根付く店舗様など、たくさんの心ある方たちの協力によって形になったことは大きな喜びでした。

 

―今後かまぼこワッショイはどのようなお祭りになってほしいですか?

 

寺田本家のお蔵フェスタのようなお祭りになってほしい。お蔵フェスタは、寺田本家による「発酵」をテーマにした町ぐるみのお祭りで、地域に根付くお酒屋さんの中であらゆる日本酒が試飲できるほか、町中で「発酵」をテーマにしたブースがあるなど全国各地からお蔵フェスタを盛り上げるために質の高い出店者が集うお祭りです。あらゆる世代に楽しんでもらうのが究極のまちづくりだと思います。かまぼこワッショイはまだ始めたばかりなので、小田原かまぼこ通りに根付くお店の人たちが、今後も自分のお店が盛り上がるためには何ができるのかを常に考え、お手本を見せていく必要があると思います。その取り組みを見て、応援したいと思った人たちがお店を訪れたり、口コミでお店の魅力を広めたりと、よりよい循環が生まれ広がれば、地域内外の人に愛されるお店がつくられ、おのずと小田原かまぼこ通り沿い全体に活気が付いていくと思います。お店を構える人、地域に根付く人が、この土地を愛し、ひとりひとりが主体的に地域をよくしていく活動をそれぞれのペースで自分のできることを行っていくことで、信頼関係のあるまちづくりが自然とできていくものだと私は思っています。かまぼこワッショイは、今後も日常の地道な取り組みの成果を多くの方にお披露目する発表会のようなイベントになってほしいとの希望もあります。

 

―お店を始めたきっかけはなんですか?

 

私の活動のベースには「自立した生き方の実現」というものがあります。その軸をもとに、様々なことに取り組んでいますが、やはり活動の拠点を作る必要性を感じていました。かまぼこワッショイに携わってからその思いがより強くなっていきました。活動の拠点があることで、私が何を思い、どういったか活動をしているのかを一目瞭然でみなさんに伝えることができると思いました。そんなことを考えていたとき、素晴らしい土地と大家さんのご縁に恵まれ、活動拠点となるお店をオープンしました。

 

―最後に今後の抱負を教えてください。

 

今後も小田原かまぼこ通り沿いに根付く素晴らしいお店、豊かな自然、地域に生きる人々と、外から小田原に来て下さった方たちの架け橋となり、思い出に残る出会いの場をつくり続けていきたいと思っています。

 

 

藍さんは様々なことに挑戦されていた。「日本には『継続は力なり』に代表されるように、続けることに美学を感じる気風がある。けれども、私は、その気風を大切にしながらも、取り組んでいることに情熱を捧げなくなった時点でやめようと思っている。いやいや取り組んでいることの先には何も生まれないことを体感しているから。情熱がある先には、必ず良き出会いがあり、より良い取り組みが生まれ、楽しみながら関わる人、モノ、自然、すべての生きとし生けるものに貢献できると今は思い、活動を行っている。」とおっしゃった。藍さんは、いま好きな場所で好きなことをやっていて、とてもイキイキしていらっしゃった。

 

藍さんは、現在、街歩きの事業を考えており、インタビューの前には実際に私たちを街歩きに連れて行って下さった。私たち大学生が楽しめるプランを考えてくれたそうだ。その言葉の通り、美味しいものをたくさん食べ、様々な名所を歩いて訪れ、今まで知らなかった小田原の話を聞くことができた街歩きは、私たちにとって、とても楽しい時間だった。とくに、かまぼこ通りで揚げかまぼこを買い、そのまま御幸ヶ浜でゆったり海を眺めながら味わう…なんとも至福で贅沢な時間は忘れられない。

楽しい街歩きに、素敵なインタビューの時間、藍さん本当にありがとうございました。また小田原に訪れたときは是非、喫茶まほらまに遊びに行きます!!